セクハラを受けた薬剤師は我慢する必要はない。環境を変えるべく動こう
今回は薬剤師がセクハラを受けた場合のパターンと対応策について話していこうと思う。
前提としてセクハラは断じて許してはいけないものだ。しかし薬剤師から相談を受けていると、セクハラにあって悩んでいたり我慢しているといった話をよく聞く。
そのような苦しみを抱えながら仕事をしていくのはとても辛いことだろう。もしセクハラに悩んでいる方がいたらこの記事を読んで参考にしてほしい。
現在セクハラを受けていて、転職をすぐにでもしたいと言った方は転職エージェントに相談しよう。転職エージェントは転職や選考のアドバイスだけではなく、今の会社の状況から、どのように動けばいいのかといった点もサポートしてくれる。
おすすめの転職エージェントはファルマスタッフ
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だ。どちらも大手で相談実績が豊富である。
基本的にこの二つのエージェントはどちらも登録してほしいが、派遣志望の方はファルマスタッフ
、病院志望の方は薬キャリ
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薬剤師はセクハラが多い
セクハラは薬剤師以外にも起こるが、薬剤師から被害の相談を受けることはよく多いと感じる。その理由は以下の2点だろう。
女性割合が多い
薬剤師は女性割合が6割と他の職種に比べても多い。基本的にセクハラは女性が被害を受けてしまうことが多いため、セクハラが多く発生してしまうのだろう。
上下関係が厳しいことが多い
医療系の職種は他の職種に比べても上司と部下との上下関係が厳しいことが多い。そのため、その立場を上司が悪用しセクハラを行う、といったパターンもあるのだ。
もちろんこれは許されないことではあり少しずつ良くなっているとは感じるが、まだ残ってはいるだろう。
セクハラの具体的なパターン
女性薬剤師がセクハラを受けてしまう例をいくつかまとめてみた。
上司からのセクハラ
上司から勤務中に体を触られたり、性的な言葉を言われるなどといった例だ。薬局や病院などの勤務で、上司と一緒に動く時間が多かったり、2人きりになってしまうことが多い環境だとよく起こる。
対策をするためには、上司と2人きりになることを避けたい。とはいえ業務中にこのような対策をするのはなかなか難しいだろう。社内の相談窓口などの利用も検討してほしい。
また質が悪いのは上司側は冗談半分で言っている場合だ。この場合は周囲から加害者に対して、たしなめなどをしなければまず治ることはないのだが、職場内でコミュニケーションがあまり取れていないなどでそのままになりがちになってしまう。
患者からのセクハラ
薬局での服薬指導中や、病院での入院患者などから、同様にセクハラを受けるパターンだ。
個人で対策をするというよりは、職場全体で要注意の患者に対しては男性薬剤師を付けたり注意を促すなどの対応するべきなのだが、なかなかそこまで手が回っていないことも多い。
対策としては、できるだけ多くの人に相談をするのが重要になる。
在宅の現場でのセクハラ
在宅医療を受けている患者の家に訪問した際に、セクハラを受けるパターンだ。患者の家という環境であるため回避しづらく、また被害も公にならないことが多い。
軽く言葉で言われるだけなどの場合、不快感を感じていても我慢してしまう薬剤師の方も多い。こういった場合も、とにかく被害を受けていることを各所に相談することが重要だ。
セクハラを受けた場合の対応策
このようにセクハラを受けてしまった場合の対応策は以下だ。
拒絶の意思を示す
相手との関係性によっては難しいかもしれないが、まずは拒絶の意思を示してほしい。
人によっては相手に気軽に触るのが普通の人であったり、あるいは性的なことを冗談半分で言うのが普通になってしまっている人もいる。
そういった人が、自分の言動で相手が不快感を感じていると言ったことに気づけないのだ。気付かせるためにもまずは明確に拒絶の意思を示していてほしい。
上司に相談する
加害者が上司以外の場合は、上司にも相談してほしい。まともな上司であれば部下がセクハラを受けているという事態を把握すれば対応策を取ってくれるだろう。
自分で抱え込んで悩んでしまう人も多いのだが、然るべき人に相談した方がとにかく解決は早い。「これくらいで相談するのは良くないかも」とは思わずに、不快感を感じているならば相談しよう。
社内の相談窓口に連絡する
上司が加害者であったり、上司に言っても何も動いてもらえない場合はこの対応策をとろう。
一定以上の規模の企業であれば、社内にセクハラやパワハラの相談窓口を設けていることがほとんどだ。たいていのところでは相談したことが加害者に伝わらないような形で対応してくれる。
相談しても変わらないなら転職を
ここまでの体制が整っていない会社であったり、各所に相談をしても何も変わらない場合、転職を検討しよう。業務内容以外で不快感を感じる職場に長居する理由など何もない。
薬剤師は売り手市場であるので、仕事が見つからないといった心配も少ない。すぐにでも転職を検討しよう。
転職を検討するならエージェントに相談を
セクハラについての対応策をまとめた。総じては
- 自分が不快感を感じたならば、それはセクハラ
- 自分で抱え込まずに相談する
の2点に尽きる。適切に対応をして早く事態を終息させよう。
転職するしかない、となったらまずは転職エージェントに相談してみよう。転職エージェントに相談することで、転職先が決まるまでは我慢した方が良いのか、すぐにでも休職や退職をした方がいいのか、ということを被害の度合いなどに応じてアドバイスしてくれる。
「できるだけ早く転職をしたい」ということならばその要望を伝えれば合う企業も紹介してくれる。
おすすめの転職エージェントはファルマスタッフ と薬キャリ だ。どちらも大手で国内トップクラスの求人数を保有している。
利用は無料であり、相談だけして転職しない、といった選択をすることも可能だ。まずは気軽に登録をしてみてほしい。
良いキャリアを送れることを祈っている。