薬剤師が年収1000万円を目指す方法とは

今回は薬剤師が年収1000万円を目指す方法について述べる。

年収はできることならばあげたいと皆が考えているはずだ。年収は個人の努力というよりも職種や業界によって決まってしまう部分も大きく、薬剤師で1000万に到達するのは簡単なことではない。
コツコツと働き続けていれば到達する、というものではないのだ。

1000万を目指すためには戦略的に動いていく必要がある。本気で1000万を目指したいという方はぜひこの記事を読んで参考にしてみてほしい。

現在の年収の低さに悩んでいるならば、転職エージェントに相談してみよう。転職エージェントは自身の年齢や勤務先などの情報を伝えることで、年収の相場や上げるための方法など教えてくれる。

転職エージェントに登録したことは勤務先にはばれないし、サービスは全て無料だ。まずは気軽に登録してみてほしい。

おすすめのエージェントはファルマスタッフ 薬キャリ だ。どちらも大手で、国内でトップクラスの求人数を保有している。

ぜひ登録してみてほしい。

スポンサーリンク

薬剤師の年収相場

具体的に1000万円を目指せる方法の前に、まずは薬剤師の年収相場についてみておこう。

厚生労働省の調査によると、薬剤師の平均年収は544万円。
薬剤師以外も含む全職種の平均年収は450万円ほどなので、およそ100万円程高いことになる。

薬剤師の年齢別でみると、最も高いのは40代で平均およそ670万円。20代の場合平均およそ470万円だ。

薬剤師以外も含め全体で年収1000万を超えているのは4.5%。意外と多いと感じる人もいるのではないだろうか。

薬剤師に限ってのデータは存在しないが、感覚値で申し訳ないが1%もいないだろう。やはり漫然と働いているだけで到達する金額ではない

参照:厚生労働省「平成29年度賃金構造基本統計調査」

薬剤師が年収1000万を稼ぐ方法7選

では本題に移ろう。
過去薬剤師の転職を支援してきた中で、1千万を超えることのできるのは以下の7パターンではないかと考えている。

もちろん他にもあるだろうが、まずはこの7点が多くを占めるということでぜひ見てみてほしい。

MR

一点目はMRになることだ。それも年収に対して成果連動の割合が大きい会社ほど可能性が高い。

MRの場合多くの会社では営業成績に応じてボーナスや年収が変動する。

会社によってはこの変動幅が非常に大きく、営業成績さえよければ1000万はおろか1500万~2000万に届くというパターンもある。もちろん非常に高い営業成績が必要になるのだが。

営業力には圧倒的な自信がある薬剤師の方にとって、一千万を目指しやすいルートだろう。

地方や僻地前提での薬局への転職

多くの薬局では地方や僻地での勤務希望者の少なさに苦しんでいる。
奨学金免除とと引き換えに全国どこでも配属できる、といった形で新卒薬剤師を僻地に配属しているパターンもあるが、やはり僻地に配属された薬剤師は不満を抱え転職しやすい。

そのため転職をする際に、僻地での勤務前提なら年収交渉が通りやすい。
管理薬剤師経験があれば800万を超えることも比較的容易であった。後は本人のスキルと交渉次第で1000万も狙えるだろう。

ただしこの働き方をすると、生活にも大きな影響が出る。家庭を持っている場合などはなかなかやりづらい。

大手で出世する

一番イメージしやすいパターンかもしれない。大手薬局チェーンなどで薬剤師→管理薬剤師→エリアマネージャーと出世し経営近づいていくパターンだ。

一般に部長クラスであれば大手薬局ならば1000万は超えると考えてよい。

また日本調剤などを始めジョブローテーションの仕組みが整っているので、ある程度薬局での現場経験を積んだ上で、人事や経営企画などの経験を積むと比較的キャリアを積みやすいとはいえるだろう。

ただしこれは相当不確実性の高い道ではある。今の20代の方で大手で出世するのは安泰だと思っている方はもういないだろうが、想像以上に出世には配属や上司との人間関係など様々な要素が絡んでくる。

これ一本に絞って働くのは相当厳しいかもしれない。どちらかと言うとキャリアを積んで行った結果、この道が見えてきたら本気で目指してみる、ぐらいの期待値が良いだろう。

薬局を開業

個人経営の薬局を開業するパターンだ。基本的には薬局の現場で経験を積み、管理薬剤師クラスまで最低でも経験した上での開業になる。

このパターンはうまくいけば1000万より遥か上も狙える。
実際日本調剤設立者のの三津原社長は2017年の年収はなんと8億円である。もちろんこれは上限だが、他の方法でここまでのポテンシャルはある道はないだろう。

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/10521/

当然のことながらこの働き方の場合調剤スキルではなく、経営や人事といった能力に加え、軌道に乗るまでのハードワークも要求される。年収のためだけに目指すのはやめたほうがいい道だ。

起業する

薬局ではなく薬剤師のスキルを活かして別業界の会社を立ち上げるパターンだ。
筆者が知っている限りでは以下のようなパターンがある。

  • 漢方系のネットショッピングサービス
  • 薬剤師の人材紹介
  • 薬局向け業務支援サービス

医師の企業による成功例は増えてきたのに対し、薬剤師が起業して上場まで持って行ったという事例は非常に少ない。
自身のスキルやビジネスプランに自信があるのならば、この初めての道を目指してみるのも良いだろう。

大学生のうちからキャリアについて考えたりインターンをするといったことも徐々に一般化しているので、20代の薬剤師の方には学生時代、一般企業でビジネス系のインターンをしたことがあるといった方ももしかしたらいるかもしれない。

そういった経験を踏まえ、起業がどういったものかある程度わかっているならばお勧めできる。

逆になんとなくでするのは絶対にやめたほうがいい。起業するとなると薬剤師としてのスキルや経験というのはあくまで副次的なものに過ぎず、さまざまな能力が必要になってくる。覚悟を持ってほしい。

派遣の掛け持ち

薬剤師業務一本で目指すパターンだ。高時給の派遣を複数掛け持ちし、限界まで働くことで1000万を目指すことはできる。

現在法的にも複数の派遣会社に登録し、勤務をするのは許されている。総労働時間については規制はあるが、あまり大きな声では言えないが管理のゆるい小さめの派遣会社などをうまく駆使することでそれ以上に働くこともできる。

1000万円という金額を最重視するならば検討してみてほしい。

ただしこの働き方もハードワークが必要になる。単純計算だが額面で年収1000万ならば月80万。
時給4000円の高年収派遣を見つけられたとして、月間200時間労働が必要になる。

200時間ならばなんとかなると思った方もいるかもしれないが、実際4000円で200時間を埋めるのは難しく、それ以下の時給での派遣も組み合わせなければいけないことがほとんどだ。労働時間はさらに必要になる。
ここまで働くことができるかといった体力的な面も考えて検討してみてほしい。

Web系の副業

薬剤師としての年収に加え副業もして1000万を目指すパターンだ。

あまりなじみのない人も多いだろうが、個人ブログやネットショッピング系のサービスなどを利用し個人として報酬を稼ぐこともできる。

この手法のメリットは特に元手が必要ないことだ。リスクなく始めることはできる。

一方で薬剤師以外も多くの人が参入してきているので、圧倒的に競争が激しく、専門スキルが必要になる。
詳細について詳しい人に話を聞くぐらいからまずは始めてみてほしい。

まとめ:戦略的にキャリアを考えることが重要

以上のようにまとめてきたが、普通に薬剤師として働くだけで1000万を目指すのは難しいということが分かっていただけただろうか。

もちろん1000万にいけば幸せということではない。自分が幸せに暮らしていけるだけの年収を得るのが一番重要ではある。しかし年収を上げる参考にしてほしい。

今の年収に全然満足していないといった方もいるだろう。そういった方は転職エージェントに相談してみてほしい。

エージェントは経歴やスキルから、年収の相場観を教えてくれる。どのような会社に転職すればより年収が上がるかといったことも相談することができるのだ。

おすすめのエージェントはファルマスタッフ 薬キャリ だ。どちらも国内トップクラスの求人数を持っているのでぜひ登録してみてほしい

派遣志望ならばファルマスタッフ 、病院志望なら薬キャリ が比較的強いが、どちらでも対応可能だ。

良いキャリアを送ってほしい。

スポンサーリンク